うつと一言で言ってしまうのは非常に簡単ですが、そのメカニズムはまだはっきりとは解明されていない状態です。
2020年の現在、うつに対する世間の理解は進み、心療内科通院の敷居も随分下がったとは思いますが、まだまだ無理解の狭間で苦しんでいる人は多い状況です。
そこでまずは自分だけでもうつを正確に知っておくことは、とても重要なことと思います。
うつを心の風邪という言い方をする向きがありますが、これは誤解を招く一因になってはいないでしょうか。
厚生労働省などでは、うつを脳のエネルギーが欠乏した状態、としています。
脳のエネルギーが欠乏して、本来ならば自然に治癒するはずのものが、むしろ悪化していく状態です。
そして日常生活にも悪影響が出てくる状態です。
またうつの要因として、きっかけとして良く言われるのが、近親者の死であるとか、職場でのストレスなどがあります。
ただこれも単一の要因だけで発生するのではなく、それまでの積み重なった要因もあるとされています。
そういうわけですから、自分にとって何がストレスなのかを、自己分析しておくのも決して悪いことではないでしょう。
特に見落とされがちなのが、病気やけがで気持ちが落ち込むことから来る、うつだと思います。
筆者は随分前に抑うつの傾向があると診断されたことがありますが、その時はいわゆる「視線恐怖症」のような状態を経験しました。道を行きかう人が皆、自分を見ているような錯覚に陥りました。
そんなことはあるわけないと、頭の中では分かっているのですが、どうしてもそう感じられる状態になっていました。
今にして思えば、自分でも不思議な感覚です。
それから朝早くに、些細な物音で目が覚めていました。例えば新聞配達の音です。
睡眠障害が一番酷い時は、スズメの鳴き声で目が覚めた時もありました。
相当重症だったのでしょう。
治療にはオーソドックスに、休養と薬物療法、カウンセリングの三本柱で臨みました。
幸いにして現在は、普通に日常生活が送れています。


本ブログは、心療内科などが見落としがちな、運動不足であるとか、そういった要素について、フォローしていきたいと思います。
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まとめ
・うつは脳のエネルギーが欠乏している状態
・うつには「休養」「薬物療法」「カウンセリング」などの対処法がある
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世の中へうつへの正しい理解が広まることを願って。